2007年06月07日

MacのフォントをWindowsへ

Mac用のフォントをどうしてもWindowsで使わなければならない方がいて、変換に挑戦しました。なかなかうまくいかず1日かかりましたが、なんとかできました。

変換したいフォントはTrueTypeフォントなのですが、単純にWindowsからみてみると、サイズ 0KB となっています。何か特殊なファイルなのかな? と詳しく見てみると、
○○フォント(データフォーク)  0KB
._○○フォント(リソースフォーク) 3,747 KB

となっています。リソースフォークにフォントデータが入っているの?

そうではなくデータフォークにフォントデータが入っているフォントは、MacでもWindowsでもそのまま使えるようです。

データフォーク 0 KBのフォントはMac OS 9の頃からあるフォントなんでしょうか? 困った形式ですね。リソースフォークとデータフォークが2つのファイルに分かれているやつはApple Double(アップルダブル)というんだろうか? でもデータフォークが0 KBだと違う気もする。

とにかくファイルが一つ(Apple Sibgle アップルシングル?)になればいいのかな?ということで、こちらを参考にDeveloper ToolsをインテルiMacにインストールして、ResMergerコマンドとかでいろいろ試してみました。これだけでも相当時間がかかりましたが、結局ダメでした。


次に、インターネットで探し回って、フリーの変換ツールをいくつか見つけました。
wTTC
Mac Font ExtractorTtmodify

どちらの変換ツールも、MacBinary(マックバイナリ)形式のフォントファイルを対象にしているWindows用のソフトでした。

MacBinary? Apple Sibgle(アップルシングル)とも違うようですね。Mac OS 9でよく使われていた形式のようですが、Mac OS Xではどうやって作ればいいのでしょう? またまた変換ツールを探したのですが、今度は見つけることができません。

仕方がないので、PowerBook G4を取り出して、久しぶりにクラシック環境を起動してみることにしました。結局クラシック環境でなくてもできたのかもしれませんが、StuffIt Standard Edition 7 (OS9用)で変換する方法でなんとかできました。StuffItは起動してみると体験版(15日間のみ)でした。Mac OS X用を買ってもいいかもなぁ。
1. StuffItでリソースフォークとデータフォークをまとめてsit形式へアーカイブ
2. そのファイルをWindowsへ持って行く
3. StuffIt Expander for Windowsを起動し、オプションの「Save Macintosh files in MacBinary format」を「Always」にする
4. sitファイルを解凍

この手順でMacBinary形式のファイルがWindows上にできました。もっと簡単な方法があればいいんだけど、まあ、できたからいいか。さて、やっとフォント変換ツールの出番です。

出来上がったMacBinaryのファイルを変換すると、上記どちらのツールでもそれなりのフォントファイル ○○フォント.ttf が出来上がりました。しかし、そのファイルをダブルクリックすると無情にも、
「エラー 指定されたファイル ○○フォント.ttf は有効なフォント ファイルではありませんでした。」

とのメッセージが出て、ひらけません。どうやらフォントテーブル?とやらを編集する必要があるようです。Mac Font ExtractorTtmodifyの方を使ってやってみることにします。

ツールに付属する説明書に従って、半分意味がわからずやってみました。
(1) cmapテーブルをWindows用に変換して入れ替え
(2) nameテーブルをWindows用に変換して入れ替え
 ここでunicodeに変換、とあるところは秀丸エディタでUTF-16に変換しました。UTF-8に変換すると文字化けしました。
(3) OS/2テーブルの追加、とある手順は、とても面倒なのでパス!
(4) チェックサムの再計算と書き換え

(3)でOS/2テーブルをいじくるのは飛ばしましたが、無事Windowsにインストールできるフォントファイルが出来上がりましたので、とりあえずはそのままで良さそうです。
ラベル:フォント Mac Windows
posted by 急いでジャンプ at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコンサポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月03日

Macでおしゃれな空間づくり?

今日、なんとなくいい雰囲気の歯医者さんに行ってきました。患者としてではなく、パソコンサポートの仕事で打ち合わせに伺ったのでした。

白を基調にした明るく清潔感あふれる待合室や診察室で、先生もなかなかいい男、お二人の受付や事務などをされている(と思われる)女性も明るくきれいな方々で、打ち合わせが終わって帰るときもニッコリあいさつしていただいて、とてもいい印象のままその歯医者さんを後にすることができました。


ここで書きたいのは、受付や診察室などの雰囲気、そして、そこで使われていたMacのことです。

その歯医者さんにはMacが数台置いてあり、患者さんの治療情報や支払い情報、そして予約まで、すべてFileMaker Proを使って管理されていました。

FileMakerを動かしているMacを2台見せていただいたのですが、両方ともMac OS 9でした。

iMac G4そのうち、先生の作業スペースにあるデスク上で動いていたのは、たぶんiMac G4で、こんな形の下が丸いやつです。

Apple Display 24それから、受付のところで動いていたのは大きめのモニタしか記憶に残っていませんが、たぶんPower Mac G4あたりにApple Studio Displayが付いていたのだと思います。

そして使っていたのが、どちらのMacも透明色のApple Mouse

白を基調にした受付や診察室に、同じく白やクリアが基調のおしゃれなMacが置いてあり、かつMacのデスクトップが見える風景... うーん、うまく言えませんが、とってもいい感じですよね。

そして、そこは一般の歯医者さんではなく、女性やお子さんが患者さんの多くを占めるであろう矯正歯科なのでした。Macで統一された清潔でおしゃれな空間... キーーン!という痛そうな音のイメージが先行してしまう一般の歯科ではなく、ある意味美を追求する矯正歯科...

いかにもパソコン、っていう雰囲気のWindows PCが置いてあったら、たぶんランクはガクッと下がるに違いありません。Macだからこそ、受付や診察室のイメージをアップできたのだと思います。

せっかくのMacが患者さんからバッチリ見えるところに置いてある訳ではないことが少し残念。私は奥まで入れてもらってMacを含む全体の雰囲気を見ることができましたが、患者さんはどうなんでしょうね。受付近くでチラッとは見えるかもしれませんが。Macのイメージでお客さん(患者さん)を呼ぶ、というところまではいくのは難しいのかもしれません。



院長先生がどれくらい意識されているかはわかりませんが、その矯正歯科にとっては、Macというアイテムは重要です。Macの美しくセンスのいいデザインは、うまく使えばとても効果的なのだと改めて思いました。

Macを使っているお医者さんにときどきお会いするのですが、デザイン業界同様、医学界は歴史的にMacと関係が深いのでしょうか? たぶんこの矯正歯科さんも、デザインや雰囲気でMacに統一している訳ではなく、業務上の必要性からMacにしていただけなのでしょうけど。

今度また、Macサポートの仕事で伺うことになっていますので、もう少し細かく、なぜおしゃれと感じるのかを観察させていただこうかな。
ラベル:Mac 歯医者
posted by 急いでジャンプ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコンサポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする