2005年11月29日

LAN内データ交換:LAN接続HDD(NAS)の選択 その4

バックアップは、当面Automaterを使ってフォルダごと圧縮アーカイブし、それをバックアップすることにしました。それなら、長い日本語ファイル名があってもアーカイブ内に隠されるし。

必要なツールは、

・Automaterによるスクリプト
・ClonniX.app(UNIXのcronという自動実行デーモンを利用するアプリ)
・iBuckup(フリーのバックアップソフト)

です。1日1回次の処理をcronで順に実行します。


(1) LAN接続HDDをautomaterでマウント

(2) iTuneと書類のフォルダをautomaterでzipアーカイブ
アーカイブに時間がかかるので、60分ぐらい待つ

(3) iBackupを起動
少しするとiBackupのスケジュール機能で自動バックアップ
バックアップに時間がかかるので、60分ぐらい待つ

(4) (1)で作ったzipファイルをautomaterで削除


automaterで作ったアプリのファイル名を日本語にしてしまい、cronで動かなくてしばらく悩んでしまいました。

当面は、これで行こうかな。他のフォルダに長いファイル名はなさそうだし。
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2005年11月12日

LAN内データ交換:LAN接続HDD(NAS)の選択 その3

ファイルが消える?

バッファローもロジテックもMac特にMac OS X 10.4 Tigerからの日本語ファイル名に関する使用条件を、10文字までと変えましたね。

さらに驚きの情報がありました。

Macintosh トラブルニュース Archives 2005年4-6月に、Mac OS X 10.4でAFP接続時にファイルが消えることがある、という記事があります。

確かに、私自身もLinkStationに保存してあったファイルを動かしたりMacに移動したりしているうちに消失してしまった経験が何度かあります。

コピーではなく移動してしまったために、復活もできませんでした。

たぶん、上記の記事で説明のあった現象が起きたということなんですね。

さあ、困りましたふらふら
自分でも安心してLinkStationを使えなくなってしまいました。バッファローだろうがロジテックだろうが、AFP接続では同じ現象が出る可能性がありますので、お客さまにも安心してNASを薦めることができなくなってしまいました。

LinuxベースでSamba3.0のNASを作れば、Macからの使い勝手もよくなるし、問題ないのかもしれません。どうしようかな...
ラベル:Winodws Mac NAS
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2005年11月11日

LAN内データ交換:LAN接続HDD(NAS)の選択 その2

バッファローのLinkStationを使用しているのですが、MacをLinkStationにバックアップしようとすると、ファイル名に絡んだ制限(というか不具合)があることに最近気づきました。

Macの主要ファイルのバックアップに、iBackupというフリーのバックアップソフトを使っています。このソフトはシンプルで、ファイルをアーカイブしたりせずにそのままの形でバックアップ先にコピーします。

つまり、LinkStationをバックアップ先にすると、長いファイル名のファイルがバックアップされない、ということなんですね。

エラーログも残っていないため、これまでは気にしていなかったのですが、最近バックアップされたものを確認してみると、iTuneの日本語曲などが軒並みバックアップされていませんでした。ふらふら

他にも、OSが勝手に作るファイルなどに長いものがないかどうか心配です。


対策は、圧縮してバックアップしてくれるソフトに変えるか(フリーであるでしょうか?)、別メーカのものに買い換えるか、あるいは、LinkStationをハックしてLinuxサーバに変えてしまうか、ぐらいかなぁ。
posted by 急いでジャンプ at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Windowsとデータ共有 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月11日

LAN内データ交換:LAN接続HDD(NAS)の選択

LAN接続HDDがたくさん出ていますね。複数のパソコンを持っている場合は、これがあると便利ですね。

パソコンを1台サーバ役にして共有データを置いたとすると、常時起動していては電気代や音が気になります。

その点、この小さな箱なら起動しっぱなしにしていてもそれほど電気代や音が気にならないし、バックアップなども気軽にできるのでお勧めです。

MacとWindowsで共用できるLAN接続HDDを探すと、バッファローとロジテックがMacでもWindowsでもOK!と宣伝していました。
iconicon
ギガビットのインタフェースを持つのが バッファロー HD-HG250LANicon、100Mで十分なら iconバッファロー HD-H160LANicon あたりがコストパフォーマンス的にお勧めです。

バッファローの方が売れているみたいですが、Mac環境での使い勝手をもっと積極的に宣伝しているのがロジテックです。


ロジテック LHD-LAN250E


Windows XPから接続する場合は、どちらを選んでも何も問題ないでしょう。問題は、Mac OS Xから接続する場合です。

Finder → ネットワーク → LAN接続HDD

と接続すると、Samba接続、つまりWindowsのプロトコルで接続することになります。その場合、どちらも日本語ファイル名やフォルダ名が使えず、大変不便です。というより、日本語環境では使えません。

Finderのメニューから、

「移動」→「サーバへ接続」

を選んで、“afp://LAN接続HDDのIPアドレス” とすると、Apple Talkによる接続となって、日本語が使えるようになります。CMD+k のショートカットでも開けます。

ただし、日本語ファイル名・フォルダ名に次の制限があります。
バッファロー

AFP(Appletalk)接続の場合 [color=FF0000][size=x-small]★2005年11月11日書き換え[/size][/color]
[b]・MacOS 10.0.4、10.1〜10.1.5、10.2〜10.2.8、10.3の場合[/b]
拡張子を含めて32byte(半角英数32文字、全角(日本語)16文字)以上の名称を持つファイルはLinkStation、TeraStationのOSの仕様により表示されません。また、[b]LinkStation、TeraStationへの新規作成、コピーはできません。[/b]

[b]・MacOS 10.4の場合[/b]
拡張子を含めて32byte(半角英数32文字、全角(日本語)16文字)以上の名称を持つファイルはMac、LinkStation、TeraStationのOSの仕様により表示されません。

拡張子を含めて32byte(半角英数32文字、全角(日本語)※11文字)以上の名称を持つファイルはMac、LinkStation、TeraStationのOSの仕様により、LinkStation、TeraStationへの新規作成、コピーはできません。

※使用する文字の種類によっては、[b]作成可能なファイル名の長さが10文字以下[/b]となります。


ロジテック


Macintosh環境のクライアントパソコンからアクセスする場合、[color=FF0000][size=x-small]★2005年11月12日書き換え[/size][/color]
フォルダ名/ファイル名に「84文字」までの「全角文字」を使用することができます。(半角は255文字まで,Mac OS Xの場合)一つの共有フォルダに対して、WindowsクライアントとMacintoshクライアントからアクセスする場合も、全角文字を使用することができます。

「Mac OS X 10.4」環境のクライアントパソコンを使用する場合には、LAN接続ハードディスク/NASに作成するフォルダ名、および保存するファイル名の文字数は、「全角10文字まで(半角は31文字まで)」の範囲内で指定してください。制限を越えた文字数を使用した場合には、文字化け等が生じますので、ご注意ください。(この現象は、NASに対してだけではなく、一般的なWindowsサーバでも、同様です。)


バッファローもロジテックも「全角10文字まで」となっていますね。さらに、バッファローがMac OS X 10.3以前で「ファイルコピーや新規作成できない」というのも、大きな制限です。

自宅でバッファローHD-HG250LANを使用しているのですが、10文字&16文字制限にはすぐに引っかかってしまいます。Windows側から16文字以上のファイル名でセーブしてしまうと、Mac OS X側から何も見えずファイルの存在すらわかりません。Mac OS X側で10文字を超える長いファイル名を付けようとすると、エラーとなってセーブできません。

お客様のMac OS 9とMac OS X 10.2のみの環境にロジテックNASを設置したのですが、今のところは特に問題はないようです。


それからもう一つ、両方ともプリンタの共有ができる!とうたっているのですが、どちらも次の共通の制限があります。

「USBプリンタ」を「1台」接続することができますので、「プリントサーバ」として使用することができます。本製品にアクセス可能なWindowsクライアントで、プリンタを共有することができます。プリンタがポストスクリプト対応プリンタの場合には、Macintoshクライアントでも共有することが可能です。

Postscriptプリンタなんて、一般の方は使いませんよね? Epson、Canon、HPなどの普通のUSBプリンタがMacから共有できないのは、ぜひ改善して欲しい点です。この話題は、また別のページに書きますね。
ラベル:Mac Windows NAS
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2005年07月05日

LAN内データ交換:Windows側の共有フォルダへアクセス

Windows XPの共有フォルダへMac OS Xからアクセスするのも簡単です。

Win側共有へアクセス1.jpegまずFinderを開き、“ネットワーク”をクリックし、


ワークグループ選択の表示になった場合は、アクセスしたいWindowsのワークグループをダブルクリックします。同じワークグループにいる場合は、“My Network”をダブルクリックしても同じ動作となります。

Win側共有へアクセス2.jpegあるいは、ワークグループ選択の表示が出ないで、いきなりマシン名が並んでいる画面になるかもしれません。どちらの場合でも、接続したいWindows XPのマシン名をダブルクリックし、


Win側共有へアクセス3.jpeg最後に接続したい共有フォルダ名を選択すれば、


Win側共有へアクセス4.jpegこのようにアクセスすることができます。もしユーザ名がWindows XP側とMac OS X側で違っている場合は、「認証」ボタンを押してWindows XP側のユーザ名とパスワードを入力すればアクセスできるはずです。


Winから見た共有フォルダ.JPG相手がWindows XPの場合は簡単ですね。日本語のファイル名も何も問題ありません。なお、Windows XP側へMac OS XからJPEGファイルをコピーしてみたところ、不可視ファイルが2つ作成されました。“._”で始まるファイルと“.DS_Store”です。

Winから見た共有フォルダ2.JPGところが、もう一つJPEGファイルをコピーしたのですが、そちらは“._”で始まるファイルがコピーされません。うーん、なぜ? どなたか理由のわかる人、いらっしゃいますか?
ラベル:Mac Windows
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2005年06月22日

LAN内データ交換:Mac側のワークグループ名設定

LAN内データ交換:Mac側の共有フォルダ設定で、Mac OS Xのデフォルト設定での共有フォルダについて書きました。

Windows側でワークグループ名を設定している場合、Mac OS Xもワークグループ名設定した方が便利です。

ワークグループ名設定は、「システム環境設定」からはできず、「Finder」 → 「アプリケーション」 → 「ユーティリティ」 → 「ディレクトリアクセス」からすることになっています。
ディレクトリアクセス.jpegワークグループ名設定.jpeg

「ディレクトリアクセス」を開いたら、「設定」をクリックし、現れた小ウィンドウでワークグループ名を設定することができます。ついでに、WINSサーバを使っている場合はその設定もできるようです。

Winワークグループ表示.JPGWindow XPで「ワークグループのコンピュータを表示する」とやると、Mac OS Xがこのようにちゃんと見えます。

ラベル:Mac Windows
posted by 急いでジャンプ at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | Windowsとデータ共有 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LAN内データ交換:Mac側の共有フォルダ設定

Mac OS X側のフォルダをWindows XPなどと共有するのは簡単です。

Mac「Windows共有」設定1.jpegまずは、Mac側で「Windows共有」機能を動作させます。「システム環境設定」を開いて、

Mac「Windows共有」設定2.jpeg「共有」をクリックして開き、

Mac「Windows共有」設定3.jpeg「Windows共有」にチェックを入れます。

基本的にはこれでOKです。アクセスできるアカウントを選択したい場合は、このウィンドウの「アカウント」ボタンをクリックですね。Windows XP側からは、このウィンドウの下の方に書いてあるとおり、IPアドレスで指定すればアクセスできます。

Windows側からのアクセスは、例えばこんな感じになります。

Win(コンピュータ検索)1.JPG Win(コンピュータ検索)2.JPG WinからMacアクセス.JPG

WinからMacアクセス(WORKGROUP).JPG検索ではなくてワークグループ表示から入る場合は、Mac OS Xは「WORKGROUP」というワークグループにいます。

WinからMacアクセス(パスワード).JPGなお、ユーザ名がWindows XP側とMac OS X側で違っている場合は、最初にユーザ名とパスワードの入力を要求されます。しかし、Mac OS X側のユーザ名とパスワードを入力すれば、問題なくアクセスできます。

Windows XP側とMac OS X側のユーザIDとパスワードを同一のものにしておけば、パスワード入力なしでいきなりフォルダを表示することができます。

以上の方法でMac OS Xのフォルダを共有する場合、次の点に注意が必要です。

  • 共有を有効にしたMacアカウントのホームフォルダ内全てにアクセスできてしまう
  • ワークグループは“WORKGROUP”となっている

あとは特に注意点はないかな? 日本語ファイル名のファイルも問題なく扱うことができますし、便利です。

ラベル:Mac Windows
posted by 急いでジャンプ at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | Windowsとデータ共有 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月11日

ネットワークを使ったデータ受け渡し

LAN内あるいは遠隔地まで、ネットワークを使ってWindowsマシンにデータを渡したい/データをもらいたい、というのもよく発生する作業です。

方法として考えられるのは、こんなところでしょうか?

LAN内のデータ交換

方法送れる大きさ注意点など詳細説明
Mac側の共有フォルダ HDDの空き容量 Windows側を共有するより簡単 -
Windows側の共有フォルダ HDDの空き容量 日本語のファイル名やファイル名の長さに注意 -
LAN接続HDD(NAS) HDDの空き容量 接続方法と日本語のファイル名やファイル名の長さに注意 -

インターネット経由のデータ交換

方法送れる大きさ注意点など詳細説明
メール添付 通常1MB〜10MB程度 Windows形式で送る、にチェック -
ファイル送信サービス(データ便など) 50MB〜1GB程度 圧縮する場合はzipが無難 -
オンライン・ストレージ(Yahoo! ブリーフケースなど) 10MB(無料)〜10GB(有料)程度 圧縮する場合はzipが無難 -
.Mac 最大250MB 圧縮する場合はzipが無難 -
FTPサーバ サーバの空き容量 圧縮する場合はzipが無難 -
WebDAVサーバ サーバの空き容量 圧縮する場合はzipが無難 -


Mac OS Xの場合、MacとWindows間での特別な注意点はあまりなくて、Windows同士での場合と同じ注意をすればいいものがほとんどです。

どれを使うかは環境と相手によりますが、LAN内でも遠隔地でもメール添付がまず最初の選択かな。メールがデータベースのようになっている人は多いんじゃないでしょうか。

次は、LAN内ならMAC側共有フォルダ、遠隔地なら無料のファイル送信サービスかな。
ラベル:Mac Windows
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2005年06月10日

Windowsとのデータ交換媒体は?

隣のWindowsマシンにデータを渡したい/もらいたい、Windowsユーザにデータを渡したい/もらいたい、など、Macを使っていても必ず発生する作業ですよね。

方法としては、いくつか考えられます。まず、いちばん簡単なのは、ストレージデバイスや光学式メディアを使うことですね。


媒体容量注意点など詳細説明
USBメモリ 32MB〜2GB程度 フォーマット済みならそのまま使える。フォーマットするならWindows側で -
各種メモリカード(SDメモリなど) 8MB〜2GB程度 Windows、デジカメ、DVカメラなどでフォーマットしたものがそのまま使える -
マイクロドライブ 2GB〜6GB程度 - -
外付けHDD 10GB〜400GB程度 Windowsフォーマットで問題なく使える -
CD-R/CD±RW DVD-RAM/±R/±RW 650M〜8.5GB WindowsでもDVDプレーヤーでもまず問題ない -
iPod 512MB〜60GB iTuneが必要 -

他にもフロッピーディスク、MO、PDなどほとんど死滅してしまった媒体もありますが、ほとんど使いませんよね。

私は環境と容量によって、使い分けています。

隣に置いてあって、ネットワークでつながっていないか共有フォルダ設定をしていない まずUSBメモリ
USBメモリ容量を超える 2.5インチ外付けHDD
パソコンに直接入れないでお持ち帰り CD-RやDVD-R

両マシンがネットワークに直接つながっているなら、ネットワークを使用します。その方法は別項目に分けて説明することにします。
ラベル:Mac Windows
posted by 急いでジャンプ at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Windowsとデータ共有 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月05日

共有フォルダでのデータ共有

現在Windowsを使っていてMacへの移行を考えたとき、まず不安に思うのは現在たくさんたまっているWindowsで作成したファイルがMacでも使えるかどうかです。

ファイルの基本的な互換性を一言でいってしまうと、何も心配はありません。同じアプリケーションがMac OS X側にあれば、問題なくデータ交換できます。
  • テキストファイル
  • Excelファイル
  • Wordファイル
  • イメージファイル
  • 動画ファイル
  • 書庫ファイル

などなど、データファイルは対応するアプリさえあれば、MacとWindowsで相互に開いたり保存したりする上での問題はありません。

次の例は、ネットワーク上の共有ドライブ(LANインタフェース付ハードディスク:バッファロー製)にアクセスしたときのものです。「テスト・フォルダ」という日本語名のフォルダを作成して、次のようなファイルとフォルダを格納してみました。

名前種類備考
大切なふぁいる.zip ZIP Archive -
MS-Office.xls NeoOffice/J Document -
OpenOffice.sxc NeoOfficeJ 書類 -
win-mac.txt Document カスタムアイコン化
テキストファイル Document ラベル:オレンジ
住所録.fp7 FileMaker Document -
無題.JPG JPEG イメージ -
オークション フォルダ カスタムアイコン化

「テスト・フォルダ」をMac OS X 10.4.1のFinderで見ると、次のようにファイルが一覧されます。

ファイル互換説明Mac.jpg拡張子を付けなかったファイルもありますが、問題なくアプリケーションとの関連づけができています。ダブルクリックすれば、対応するアプリが起動してファイルを見たり編集したりできます。

また、同じ共有フォルダをWindowsから見ると、次のように見えます。

ファイル互換説明win.jpg拡張子がないファイルは、Windows上では関連づけができず種類が「ファイル」となっています。また、2EDS_~!3とかIconというMac OS Xからは見えない不可視ファイルが見えて少しじゃまではありますが、さわらなければ実用上問題はありません。

  • Mac OS Xが生成する不可視ファイルはWindowsからさわらない
  • 拡張子を付けて、Windows側の関連づけと合わせる

これが、Windows XPとMac OS Xでファイルを共有するときの注意点となります。

不可視ファイルについて

Mac本体の共有
Mac OS Xの「Windows共有機能」をonしてMac自身をWindows側からのぞくと、「.DS_Store」とサイズ0の「.localized」というファイルが見えます。Mac上でterminalから$ ls -a とやっても同じ結果ですね。他にも“ドット”で始まるファイルがいろいろありますが、Mac OS XがUNIXであることに起因するのですね。

「.DS_Store」はウィンドウ位置等の記録ファイル、「.localized」は「書類」等の日本語で表示される特定の名前のフォルダの中にその目印として置かれるファイルだそうです。

Windowsにとっては単なるゴミファイルですので、「Windowsからはさわらない」ことです。試したことはないですが、Windows側から消してしまったりすると、Macでフォルダを開いたときにアイコン位置やウィンドウ表示が崩れてしまったりするのでしょうね。
ネットワーク・ドライブ
Macと共有するネットワーク・ドライブをWindowsから見ると、「._ファイル名」のファイルとか「.DS_Store」、「.localized」といった不可視ファイルが見える、ということなのでTigerで試してみました。しかし、上記のバッファロー製ネットワークドライブ上に作ったテスト用フォルダには何度やっても作成されませんでした。

「._ファイル名」はリソースフォークというカスタムアイコンやプレビュー画像や、ファイルを開いたときのウィンドウサイズ等のデータなどが格納されるようですが、この仕組みで格納するかどうかはアプリケーションによって異なるようです。Mac OS 9以前の仕組みなので、古いアプリケーションで使われているんでしょうね。

試しにカスタムアイコンをテキストファイルに設定してみたのですが、特にこのようなファイルはできませんでした。通常は生成されないようです。

「.DS_Store」はMac OS X 10.3のときから使っているフォルダにはありました。「.localized」は見あたりません。両方とも10.4で作成されないのですが、OSのバージョンが上がって仕様が変わったのかな? それとも生成される条件が何かあるのかな?

結局必ず生成されたのは、「2EDS_~!3」というファイルだけでした。「Icon」というファイルは、上記の「テスト・フォルダ」の表示アイコンをカスタムアイコンに変更したら自動的に作成されていたファイルです。



不可視ファイルについては上記のように実験的に試しただけなのですが、詳しい動作は調べていません。特殊なことをしなければ、不可視ファイルがいくつか生成されるようだ、程度の知識で十分ではないかと思います。

逆に、こんな点には注意した方がいい、という情報をお持ちの方がいたら、詳しく教えてください。
ラベル:Mac Windows
posted by 急いでジャンプ at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | Windowsとデータ共有 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする