e-Taxで確定申告に挑戦してみました。手間が軽減されることへの期待と、好奇心と、ITの発展に関わる者が使わなくてどうする、という気持ちから。
使ってみた結論、
かえって手間はかかるし今の段階ではあまりメリットはない、でした。
● まずは、電子証明書の取得当然、住基カードの電子証明書を取得しました。役所に行って、1500円でお買い上げ。まあ、これは簡単でした。
● ICカードリーダの入手いろいろ調べて、Macに対応していて、トラブルが少なそうで、安いもの、という条件で、NTTcomのSCR3310にしました。高い非接触型対応にする必要はなさそうだし、一番売れてそうだし。
購入先はセブンドリーム・ドットコムを初めて使ってみました。近所にセブンイレブンがあるから便利でした。
● Macでの申告に挑戦してみましたが、挫折しました
公的個人認証サービス利用者クライアントソフト というものをインストールするのですが、MacはTiger対応だとのこと。先日Leopardに上げたばかりだし、いまさら(外付けディスクに残してある)Tigerでやる気にはならない。そこで、挑戦してみました。
ICカードリーダを接続し、住基カードを差し込み、クライアントソフトから自分の証明書にアクセスするとパスワードの入力を要求されます。役所で入力したパスワードを入れて... あれっ、まちがったかな? もう一度、あれ?ダメだ、こっちだったかな?…
あっという間に、パスワードロックされてしまいました。Windowsでもやってみましたが、ダメです。
仕方なく、もう一度役所に行って、ロックを解除してもらいました。念のためWindowsノートを持って行って、その場でパスワードを確認、これで万全だと後日iMacで再挑戦しました。
同じようにクライアントソフトからパスワードを入力、あれ?ダメだ、まだ1回目だからもう一度やってみよう。あれ?ダメ? 危ないから、一度Windowsで確認しよう。なにっ? ロックされています、だと? ウソだろ、5回間違ってないだろ?
仕方がないので、もう一度役所に行ってきました。この時点で、普通に確定申告するよりも手間がかかってしまっています。
iMacから申告するのはやめて、素直にWindowsから申告することにしました。来年以降はできるようになるんだろうか。
● Windowsからe-Taxで青色申告会計ソフトで青色申告書は出力してあるので、一部の数字を入力すればあっという間に申告完了、かと思っていたのですが、申告する細かい数字、扶養家族や青色専従者の情報、青色決算書の入力、固定資産の情報入力、などなど新たな入力や会計ソフトから転記しなければならないものが多くて、1時間を見込んでいた申告は休憩など含んで半日近くかかってしまいました。
単なる提出だったら、会計ソフトの印刷を出すだけなので、2度手間です。
固定資産の減価償却の計算も確定申告コーナーでやってくれるのですが、四捨五入の計算が違うらしく、手元のソフトと1円のずれがありました。仕方なく会計ソフトの方を確定申告コーナーに合わせて変更、各種書類も印字し直し…
さあ、やっと終わった、と思ったら、医療費の領収書を郵送しろと?
証明書などを提出する手間も不要になることがe-Taxの売りではなかったの?
どうやら、確定申告コーナーで医療費明細書の入力をさぼったから、送付しなければならないことになってしまったようです。しかし、Excelで一生懸命入力した明細書をもう一度この画面から入力しろって? Excelならコピーペーストで多少手間は減らせるけど、ブラウザのフォームでは何時間かかるんだか… だったら今年は郵送した方がいいか…
口座振替の依頼(納付書送付依頼書)も送らないといけないようなので、合わせて送りますよ。
● というわけでe-Taxのアンケートコーナーから、次のような感想を送っておきました。
今のままだと、直接提出した方がe-Taxを利用するより手間がかからない。
申告作業が会計ソフトの印字を提出するより面倒、結局郵送で医療費領収書を送らなければならない(のは申告を郵送で行うのと同じ)、Macで使おうと思ったがLeopardなので使えないためWindowsにせざるを得ない等の理由。
インセンティブも5000円控除が1回だけ、これでは広まらないのではないか。
posted by 急いでジャンプ at 10:32|
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