2007年05月18日

Vine Linux 3.2 で Webdav

仕事上ファイルの共有をする必要が出てきたため、Vine LinuxのサーバにWebdavを設定しました。

Vine Linuxのバージョンは現在3.2。お客様のところにあってリモートで管理しているサーバなので、リモートで4.1に上げる訳にも行かず、そのままにしてあります。apt-getで気軽にバージョンアップできればするのですが。おまけに、カーネルも再起動が必要なので上げられずもうやだ〜(悲しい顔)


Apacheは2.0が入っているので、設定をするだけでWebdavが使えるはずです。

まずは、/etc/apache2/conf/httpd.conf の設定ですが、次の記述を追加するだけでした。

Alias /webdav "/var/www/webdav"
DavLockDB /var/lock/dav/DavLock
<Location /webdav>
Options All
AllowOverride All
DAV on
AuthType Digest
AuthName "DAV"
AuthDigestFile /etc/dav/dav-auth
Require valid-user
</Location>
次に、データ共有用のディレクトリとロック用のディレクトリを作ります。
# mkdir /var/www/webdav
# chown apache:apache /var/www/webdav
# mkdir /var/lock/dav
# chown apache:apache /var/lock/dav
そして認証用の設定をします。
# mkdir /etc/dav
# htdigest2 -c /etc/dav/dav-auth DAV アカウント1
# htdigest2 /etc/dav/dav-auth DAV アカウント2
以下続く...
これでApacheを再起動して、無事動きました。しかし、WindowsとMac OS Xで共有しようとしたら問題が...

まず、Mac OS XのFinderでマウントして、日本語名のファイルをコピーしてみました。これは何も問題なくできました。Vine Linuxのシェルから/var/www/webdavをのぞくと、UTF-8の日本語ファイルが確認できました。

次にWindowsXPからマイコンピュータでアクセスしようとすると、懐中電灯が回ったままいつまで経ってもリストが表示されません。エクスプローラは応答なしになっているので、仕方なく強制終了。そのままだと右下の起動ソフトのアイコンが極端に少なくなってしまうので再起動ふらふら

Mac側からさっきの日本語ファイルを削除し、再度WindowsXPからアクセスすると、問題なくアクセスできます。WindowsXPから日本語ファイルをコピーすると、これも問題なし。その状態でMac OS Xからのぞくと、その日本語名のファイルはきちんと見ることができました。

それではと、再度Mac側から日本語名のファイルをコピーすると、WindowsXPでも見ることができましたが、微妙に化けています。たとえば濁音付きのカタカナが「デ」→「テ・」のようになっています。

なるほど、Windows側からのファイル送信だと問題なさそうですが、Mac側からのファイル送信だとWindows側に問題が発生するようです。

どうやら、Apache2.0でも日本語ファイルのエンコードで工夫がいるようですね。
http://webdav.todo.gr.jp/download/
こちらのモジュールで対策できるようですが、手間がかかりそう... しばらくはMacから書き込まない運用にすることでしのぐことにしましょう。
posted by 急いでジャンプ at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Linux | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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