1時間もあれば余裕で終わるだろう、と行ったのですが、案の定半日はかかってしまいました。
まずは、フレッツADSLのルータに入ってLAN側IPアドレスを変更、と思ったら、IDとパスワードがわからずログインできません。ネットで調べまくって、やっとデフォルトのID・パスワードがわかりましたが、これでかなりの時間ロス。
ADSLモデム(ルータ)のLAN側IPアドレスを変更して、次はバッファロー・ルータの設定に入ります。
バッファローはいろんなところで触っているので、最初から「アドバンスト」メニューに入って基本的な設定をしてしまいました。次に、VPNの設定はウィザードでやろう、としたら、基本設定もウィザードでやっておかないとVPNのウィザードにも入れないようですね。仕方なく、再度基本設定もウィザードからやり直し。
ところが、回線のつなぎ方はどれを選んだらいいかでつっかえました。ADSLルータがPPPoEを終端するのだからたぶん「その他(LAN接続)」でいいだろうと設定を適当に進めて、一応つながりました。ただ、WAN側を固定アドレスにしたらダメだったので、ADSLルータのDHCPをONに戻してDHCP取得にしたんだったかな?
やっとVPNのウィザードです。ところが、ダイナミックDNSの設定のところでつっかえました。WAN側のアドレスが「プライベートIPアドレスだからダイナミックDNSはつかえません」とのこと。確かにちょっと工夫しなければグローバルIPアドレスはわからないだろうけど、ダメですか...
仕方がないので、ADSLルータを「PPPoEブリッジのみ」として、PPPoE設定を消去、バッファローの方を「フレッツADSLに接続」設定を入れました。
問題のダイナミックDNS設定は、バッファローの有料サービス以外に4つのサービスが選べるようです。DynDNS、ZiVE、@nifty、DION。しかし、後ろの2つは有料だし、ZiVEは6月末でサービス終了、となっているし、無料にしたかったらDynDNSしか選べません。
あらかじめ用意しておいたDynDNSのアカウントでダイナミックDNSを設定。特に問題なく設定できました。
後はもうスムーズに設定完了、LAN間接続のIDとPC/MACリモート接続のID(お客様用と私のメンテナンス用)を用意して、いよいよ接続テストです。
Air'Hで接続したWindows PCからPPTP接続、しようとしましたが、いくらやっても途中でエラーとなってしまいます。いろいろ調べていると、使っているソースネクストのウイルスセキュリティZERO
ファイアーウォール設定を完全にOFFしたら、あっさりつながりました。これでMACでもOKでしょう。
さっそくお客様のところを出て、自分のBフレッツ環境からお客様のLANにVPN接続してみることにしました。Mac OS X の「インターネット接続」→「VPN(PPTP)」でお客様のDDNSによるアドレスとアカウント名・パスワードを設定、「接続」とするとあっさりつながったのでした。
しかし、http://設定用ホスト名/で見えるはずの接続先PC一覧が、なぜか自分のところのルータ画面に!
そうか、ローカルIPアドレスが同じだから、ぶつかってしまうのですね。ガーン

お客様のところのIPアドレスは変えるのが面倒だし(シリアルを接続して設定変更しないといけない機器があるため)、こちらのIPアドレスはBフレッツのルータ(WBC V110M)が 192.168.1.0 のアドレスにしておかないとフレッツ・スクエアに接続できないバグがあるし。
残念、Bフレッツを通しての快適VPNは断念して、Air'Hを通してののんびりVPNにするしかなさそうです。
やっぱり、インターネットのいろんなところで簡単、あっさり、と解説されているほどには、簡単ではありませんでした。でも、8000円のルータで実現できてしまうんだから、多少の不満はありつつも満足しなければね。